ばりすたの株式備忘録

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株の世界で5年後も生き残っていたい…

そーせいCVCとPluristemの契約について

1年ほど前に設立された、そーせいのコーポレートベンチャーキャピタルそーせいCVC株式会社という会社がありました。みんな覚えてる?

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設立後、動向がまったくと言っていいほどベールに包まれていたそーせいCVC。Pluristem社の件も、ニュースで知ったぐらいでした(公式IRってありましたっけ?)。

【プルリステム/そーせいグループ】細胞医薬品の新会社設立‐重症虚血肢で治験開始 : 薬事日報ウェブサイト(2016年12月26日)

そのPluristem社側で、公式の会社、及び株主向け資料がアップデートされ、そーせいCVCとの動きについて分かったことがあったのでメモを残しておきます。

 

Pluristem Therapeutics Inc.とは

プルリステム・セラピューティックスは、イスラエルのハイファに本社を置く、胎盤細胞と独自の3次元テクノロジープラットフォームを用いて、炎症、虚血、血液疾患または放射線被ばくなどの病気に対する細胞療法製品を開発する臨床ステージのバイオテクノロジー企業です。2003年に設立され、ナスダックとテルアビブ証券取引所に上場。

再生医療に関する新たな法律が施行され、再生医療製品について世界で最も迅速な製品承認へ道が開けたことを契機に、日本を非常に重要な市場の一つだと捉えるようになっています。

 

PluristemとそーせいCVCに関する動き

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COMPANY PRESENTATION|May 2017(PDF)

この資料の中で"JapanClosing JV deal with Sosei- Q2-Q3 2017"という記述がありました。そーせいのQ2-Q3というと7〜12月なので、年内にはジョイントベンチャーの設立完了となる予定なのでしょう。

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上記、勘違いしていました。

Pluristem社は6月決算なので、Q2-Q3 2017というと2016年10月〜2017年3月のことを指します。したがって、これは2016年12月に記事なっていた契約のことを指しているものだと考えられます。

なお、以前の記事には

..合弁新会社を設立することで基本合意した。
(中略)来年(2017年)3月までに最終合意を目指す予定。

【プルリステム/そーせいグループ】細胞医薬品の新会社設立‐重症虚血肢で治験開始 : 薬事日報ウェブサイト(2016年12月26日) 

と記載がありましたが、まだ最終合意に至っていないので、当初の予定より遅れていますね。

なお、この資料で特筆すべきことは、2段めの"Japan Pivotal study initiation- H2 2017"の方でした。6月決算のPluristem社における"H2 2017"は2017年1月〜6月にあたるので、2017年6月までに日本において重要な研究(つまりPLX-PADの第2相)が開始される予定だということ。ただ、最終合意が遅れているので、これも少し遅れるんでしょうけどね。

 

一方、5月22日にリリースされた株主向け資料(PDF)の中には、そーせいCVCとの確定契約(上記の"最終合意"の意?)は数ヶ月以内に締結される予定だとの記述もありました。

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今回のジョイントベンチャー設立は「PLX-PAD」の日本での商業化が主目的ですが、その「PLX-PAD」は患者体内で炎症組織や虚血組織から出される信号に応じて、組織再生に重要な役割を果たす蛋白質のケモカインやサイトカインを放出し、身体の治癒能力を助ける作用をもたらすもの。 

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当初のスケジュールどおりに進んでいくのは難しいですが、今後の動向も楽しみですね。温かい目で見守っていきましょう。