ばりすたの株式備忘録

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株の世界で5年後も生き残っていたい…

バイオベンチャー列伝 〜気になるバイオ関連銘柄をまとめてみました〜

先日「薬価引き下げ・患者負担増の方針を骨太方針から削除する」というニュースを見て、そろそろバイオのターンが来てもいいんじゃないの?どうなのよ?と思っている今日このごろ、みなさんいかがお過ごしですか? 

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とはいえ、アメリカ市場、特にナスダックの下げが週明けにどう影響してくるかと不安な要素もありつつ、でも、いつバイオのターンが来てもいいように、改めて準備しておこうと思います。まずは、バイオベンチャー企業の全体俯瞰図から(下図は『週刊エコノミスト 2016年12月06日号』より)。

 

バイオ銘柄を知る上で、週刊東洋経済eビジネス新書の「バイオベンチャー列伝」シリーズは面白いです。2015年、2016年ごろの記事なので少し古いけど、当時と今との比較もできるし、さらっと読めるのでオススメ。なお、このシリーズは会社四季報オンラインの記事を加筆修正されたものなので、そちらからいくつかピックアップしてみます。

【目次】

 

『バイオベンチャー列伝』

Amazon:『バイオベンチャー列伝』

  • ペプチドリーム「『赤字が常識』の創薬ベンチャーが、4期連続最終黒字達成」
  • プレシジョン・システム・サイエンス「バイオ分析装置で医薬の研究現場を変える!」
  • ユーグレナミドリムシで快進撃。『緑汁』から燃料、医薬へ!」
  • UMNファーマ「実務家に経営トップを禅譲し、創薬専業から製薬メーカーへ!」
  • メディネット「『お家騒動』終結で注目の今後」
  • そーせいグループ「480億円で英社買収の勝算」 

 

ペプチドリーム(4587)

現時点で時価総額3,857億円と、バイオベンチャー企業でNo.1に君臨するバイオの雄。特殊ペプチド医薬品の創薬基盤技術「PDPS」という創薬プラットフォームシステムを使い、名だたる大手製薬会社と提携することで安定経営を実現していますね。IRも秀逸。

shikiho.jp

https://chart.yahoo.co.jp/?code=4587.T&tm=6m&type=c&log=off&size=m&over=m65,m130,s&add=v&comp=

 

そーせいグループ(4565)

このブログでもよく取り上げますが、時価総額はペプチドリームに次ぐ1,890億円。こちらも黒字経営が続いて安定してきていますね。そーせいの保有する基盤技術も特筆すべきもので、ヘプタレス社の買収により、Gタンパク質共役受容体(GPCR)を安定化する独自の技術とその立体構造解析を元にした、唯一の構造ベース創薬プラットフォーム「StaR®」を手に入れました。そして今では、ファイザー、アストラ・ゼネカ、ノバルティス、アラガンなどといったワールドクラスの製薬会社と提携して研究開発を進めています。

shikiho.jp

最近アップされた下記記事も良記事なので、ご参照あれ。

shikiho.jp

https://chart.yahoo.co.jp/?code=4565.T&tm=6m&type=c&log=off&size=m&over=m65,m130,s&add=v&comp=

 

『バイオベンチャー列伝2』

Amazon:『バイオベンチャー列伝2』

  • 異色の創薬ベンチャージーエヌアイグループの展望
  • アンジェスMG、世界初の遺伝子治療薬の実力
  • ミクロの決死圏」。がん治療の先端技術磨くナノキャリア
  • リプロセル、「門外漢」が描くバイオビジネスの最終形
  • 「第2の創業」で悲願の黒字化、研究用マウスのトランスジェニック

 

アンジェスMG(4563)

直近の動きで注目に値するのが、下記ニュースが出たアンジェスMG(4563)ですかね。鼻息荒い資金が流入してきそうなので…(汗

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ただ、2016年の三田証券(クソ)相場は記憶に新しく、また第三者割当増資が出てくるんじゃないか、そのための株価吊り上げ体勢に入るんじゃないか、という憶測もありますよね。そのときの三田証券相場のチャートはこちら。

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※その他、過去の経緯はWikipediaに詳細に書かれているので、そちらも参照してみてください

個人的には、上記のような増資の繰り返しや、赤字続きなのに高額な役員報酬の継続など、経営の姿勢を信用していないし、この承認も認可されるのかと疑問に思っているので、一相場があっても参入するつもりはありません(これを機に、バイオセクターには資金流入してきてほしいけどw)。

直近では、2017年1月に「第29回新株予約権(第三者割当)」をクレディ・スイス証券に対して発行(PDF)していて、5月入ってかなりのペースで行使してきています(それでも、6月9日時点で250万株残)。

アンジェスに参戦する方は、そういったことを理解した上で、自己責任で参戦してくださいね。(まぁ、僕が言うまでもないですが… )

shikiho.jp

https://chart.yahoo.co.jp/?code=4563.T&tm=2y&type=c&log=off&size=m&over=m65,m130,s&add=v&comp=

 

GNI(2160)

日本で上場しながらも、製造販売の拠点は中国に置く異色のベンチャー。特発性肺線維症治療薬「アイスーリュイ」の販売が好調で、2017年2月にアイスーリュイが中国保険収載されたことで一相場あったのは記憶に新しいですね。チャートも落ち着いて煮詰まってきているので、アイスーリュイの今後の販売動向次第。

shikiho.jp

https://chart.yahoo.co.jp/?code=2160.T&tm=6m&type=c&log=off&size=m&over=m65,m130,s&add=v&comp=

 

そういえば、GNIも新株予約権(MSワラント)を発行していましたね。

barista-stock.hatenablog.com

 

『バイオベンチャー列伝3』

Amazon:『再生医療にかける夢~バイオベンチャー列伝3~』

 

ヘリオス(4593)

再生医療領域で個人的に期待しているのがヘリオス。iPS関連銘柄の本命の一つではないでしょうか。大日本住友住友製薬やニコンとの提携で研究開発資金の調達はできているし、新薬開発のパイプラインが希少疾病対象で大きな投資の必要もないので、当面の費用は十分だと言えます。また、再生医療分野は国策なのでスピード感ある進展が期待できるでしょう。

ただ、まだまだリスクの高い領域であることは間違いなく、治験の遅延なども含め、リスクを考慮する必要はありそうです。チャートは、そろそろ底打ちかもしれませんが、まだ底が確認できない形ですしねぇ…

shikiho.jp

https://chart.yahoo.co.jp/?code=4593.T&tm=6m&type=c&log=off&size=m&over=m65,m130,s&add=v&comp=

その他の企業の記事は下記リンク先でご覧いただけます。気になる企業がある方は、こちらからどうぞ。

shikiho.jp

 

その他気になる銘柄

また、ここに掲載されていない銘柄としては、5月以降活況なクオリア(4579)、あるいはバイオマーカー事業の本格的展開が期待視されているHMT(6090)あたりが気になるところでしょうか。

 

クオリア創薬(4579)

・アミド誘導体の中国における特許査定を取得(2017年5月16日)

kabutan.jp

・選択的ナトリウムチャネル遮断薬に関する特許査定を米国・欧州で取得(2017年5月23日)

kabutan.jp

・選択的ナトリウムチャネル遮断薬に関する国内特許査定を取得(2017年5月24日)

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https://chart.yahoo.co.jp/?code=4579.T&tm=6m&type=c&log=off&size=m&over=m65,m130,s&add=v&comp=

 

ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(6090)

うつ病の研究用試薬を2018年3月期中に発売へ(2017年5月23日)

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・100%子会社HMTバイオメディカルが「医薬品卸売販売業」の許可を取得(2017年5月24日)

kabutan.jp

https://chart.yahoo.co.jp/?code=6090.T&tm=6m&type=c&log=off&size=m&over=m65,m130,s&add=v&comp=

 

それでは、近々バイオセクターに資金が流入してきてくれるよう祈りましょう。

パンパン!!

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