ばりすたの株式備忘録

ばりすたの株式備忘録

株の世界で5年後も生き残っていたい…

「そーせいって、何待ちなん?」を整理してみた件

8月10日に、そーせい(4546)の第1四半期の決算発表がありました。

平成30年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2018年3月期 第1四半期報告書

まぁ、いろんな立場、見方があって、いろいろ言われていますが、ホルダーというか、ある程度状況を理解している立場の方は、概ね以下の僕のツイートに賛同いただけるのではないでしょうか。 

決算の数字を少し見てみます。

研究開発費、販管費は約20億円。2017年3月期決算時点で、大きな変動がなければ年間80億円だろうと見積もっていたので、だいたい想定通り。 

f:id:barista_stock:20170814002805p:plain

COPD関連のロイヤリティ収益は、アメリカでの販売開始時期がずれ込み、立ち上がりもゆっくり?なのでもう一つ伸びなかったものの「その他 (←これ何?)」が1.2億円ほどプラスになり、だいたい想定の数字で着地したかなという印象。

「だいたい想定通り」と強がったけど、正直に言うと、思ってたより3〜5億円ほど多く、黒字だったのはポジティブな印象を受けたぐらいでした(笑)

f:id:barista_stock:20170814002833p:plain

※上記の「想定」については下記を参照

barista-stock.hatenablog.com

 

株価はどうなるか分からないものの(笑)、決算は無事通過したという印象。ただ、問題なのは第2四半期の売上がまだまだ足りていない、つまり収益につながるIRが出ていない、ということ。

研究開発費と販管費が約20億円で、ロイヤリティ関連の収益が約8億円とすると、最低でも12億円以上の収益につながるIRが欲しいところ。あと1ヶ月半でそれが出てくるかどうか、が重要ですよね。各種パイプラインの現状について整理しておきます。

[目次]

 

Wave1

f:id:barista_stock:20170513171756p:plain

M4受容体作動薬:HTL16878?

いろんな情報をまとめると、おそらく、先に進めていたHTL9936よりもHTL18318の方が優秀だと後から分かったので、後者を優先する方針に変わってスケジュールが遅れたのではないか、と。donepezilとの併用も視野に入れた臨床試験(NTR6195)も、それをより確実にするためのもので、それを受けて2017年後半のPh1b開始につながっていくのだろう、というのが実状のように思われます。

2017年3月期決算_そーせい(4565) - ばりすたの株式備忘録

上記のように、M1(HTL18318)の進捗が待たれるところでしたが、 ここに来てHTL16878という新しい治験の動きが出てきました。

A Two Part Study to Assess Safety, PK, PD, and Food Effect of Oral HTL0016878 - Full Text View - ClinicalTrials.gov

f:id:barista_stock:20170814011603p:plain

f:id:barista_stock:20170814012008p:plain

AllerganをCollaboratorとする治験Ph1が、2017年8月7日にスタート。M1は2本(HTL9936, HTL18318)ともPh1b完了しているはずなので、これまで前臨床フェーズだったM4の可能性が高いですよね。どのタイミングでマイルストンが発生するかは契約内容次第ですが、これで発生するんでしょうか?ねぇ、どうなの?

ちなみに、Mシリーズに関するAllerganとの開発・販売契約の概要をIRから抜粋すると以下の通り。これが動き出したらすごいことになるってことぐらい、分かりますよね?笑

f:id:barista_stock:20170814101232j:plain

 

アデノシンA2A:HTL1071(AZD4635)

がん免疫療法の新薬候補の第1相臨床試験開始に伴い、子会社Heptares社はAstraZeneca社から10百万米ドルのマイルストンを受領(2016年7月6日)

子会社Heptares社、AstraZeneca社から12百万米ドルのマイルストンを受領(2017年4月5日)

次に進捗に動きがありそうなのが、A2Aでしょうか。

ただ、パートナー企業のアストラゼネカに、以下のような動きがあったり、免疫チェックポイント阻害薬の開発競争は他の抗がん剤との併用療法にシフトしている状況の中、どんな動きがあるのか、気になるところです。

アストラゼネカ、ステージ IV肺がんを対象に進行中のMYSTIC試験について初期結果を報告(2017年7月28日)

アストラゼネカと米メルク、がん領域における戦略的提携を合意(2017年7月31日)

answers.ten-navi.com

 

Wave2

f:id:barista_stock:20170513174331p:plain

Wave2のパイプラインはいろいろありますが、mGlur5 NAM(神経系疾患)OX1受容体拮抗薬(依存症)の進捗が進んでいる感じでしょうか。

mGlur5 NAM(神経系疾患)

詳細はよく分かっていませんが、過去にツイートしたメモを掲載。

 

OX1受容体拮抗薬(依存症)

こちらもよく分かっていませんが、進捗は順調そう。

 

他にもいろいろ進捗のアップデートが待たれるところですが、上記に挙げたパイプラインの中から第2四半期(7〜9月)中にマイルストン受領の報告が欲しいものです。願わくば、最低12億円以上の!

 

そーせいCVC

また、Wave1、Wave2とは別件だけど、そーせいCVC / Pluristemにそろそろ動きがあってもいいんですけどねぇ…。第2四半期中には出る気がする(希望的観測)。

barista-stock.hatenablog.com

 

Pluristemはイスラエル政府のバックアップを得て、中国市場に攻め込んでいく模様(2017年8月9日のリリース)。日本も、そろそろね。

Israeli Government to Support Pluristem’s Marketing Activity in China – Ministry of Economy Awards Company “Smart Money” Grant Nasdaq:PSTI

 

f:id:barista_stock:20170814015542j:plain