ばりすたの株式備忘録

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ラクオリア創薬(4579) - 今のバイオ医薬市場の牽引役

2017年12月中旬に動意づいて、ほんの1ヶ月で株価3倍になったラクオリア創薬

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ここでは、ラクオリア創薬の概要に触れながら、主にバイオ企業の肝になるパイプラインについてまとめました。 

 

概要

新規の開発化合物の導出による収益獲得が事業戦略の基本で、創薬は探索研究から臨床第2相試験までカバー。疼痛管理領域および消化器疾患領域が中核。子会社テムリックでがん領域に参入

強みとして挙げられるのは2つ。第1の強みはイオンチャネル創薬の技術」であり、このイオンチャネル創薬は難易度が高く参入障壁が高い一方、薬効や製品の市場性の面での期待が大きい、新しい世代の創薬技術。第2の強みは創薬のためのインフラが充実」している点。

また、パイプラインの数は、1本足打法が多い創薬ベンチャーにおいては群を抜いて豊富にある。ラクオリア創薬本体がヒト領域で4つのプログラム、動物薬で2つのプログラムを導出している他、子会社のテムリックでもヒト領域で1つのプログラムを導出しており、グループ全体では7つの導出済みプログラムを保有

 

パイプラインまとめ

www.raqualia.co.jp

 

EP4拮抗薬(RQ7/grapiprant)

  • 適応症:動物薬、急性及び慢性疼痛
  • 米Aratanaに導出済み
  • "GalliprantR"として2017年1月に米国で販売開始
    欧州については、2018年1月12日に動物薬製造販売承認を取得したと発表

グレリン受容体作動薬(RQ5/capromorelin)

  • 適応症:動物薬、食欲不振・体重減少
  • 米Aratanaに導出済み
  • "EntyceR"として2017年10月に米国において犬を対象に販売開始
    欧州は2018年後期申請予定

カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB/RQ4/tegoprazan)

  • 適応症:胃食道逆流症
  • 韓国・台湾・中国・インド及び東アジア:CJに導出済み、2017年9月申請(2018年末までに発売予定)
    中国:CJ→Luxinに導出済み、臨床準備中(2018年治験開始?)
    ※日米欧は韓国のネキシウムとの直接比較治験(Ph3)の結果をもとに導出活動を積極化

5-HT2A/D2拮抗薬(RQ3/ジプラシドン)

レチノイン酸誘導体(TM-411/タミバロテン)

5-HT4部分作動薬(RQ10)

  • 適応症:胃不全麻痺・機能性胃腸症・慢性便秘
  • 韓国・台湾・中国・インド及び東アジア:CJに導出済み
  • 米国:医師主導治験(VCU(Virginia Commonwealth University))、治験結果は2019年初め頃?
    ※VCUでの治験結果を突破口として導出に向けた働きかけを強めていく方針
    ※英国でのPh1が終了しているため、欧米市場を対象とするケースであればこのPh1の結果を援用してすぐにPh2に入れる点は1つのポジティブポイントだと考えられる

5-HT2B拮抗薬(RQ310941)

  • 適応症:下痢型過敏性腸症候群(IBS)
  • 英国でPh1(健常人のみならず十数例の患者登録で有効性も判断)
    ※2017年中に終了予定で、その終了時が導出が期待される1つのタイミングと考えられる

TRPM8(RQ434739)