ばりすたの株式備忘録

ばりすたの株式備忘録

株の世界で5年後も生き残っていたい…

宴の前〜春のバイオ祭りに備えて

まずは、下のグラフを見てください。

過去2年間ほどの、僕がバイオ企業だと思う30社をピックアップし、その時価総額累計の推移をグラフにしたものです。
※注)途中、増資があった企業も多くあると思いますが、それによる変動までは反映できていません

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第1のバイオ祭り

この2年間で一番の時価総額に達したのは、2年前の4月。そのときのお祭り会場は「そーせい」「ブライトパス・バイオ(当時はグリーンペプタイド)」でした。忘れもしません、僕の初めてのバイオ祭り体験。

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第2のバイオ祭り

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次に盛り上がりを見せたのは、2017年11月ごろから2018年1月にかけて。このときの秋のバイオ祭りは2016年4月の時価総額に迫る勢いで、主役は「サンバイオ」「GTS」「ラクオリア」の3社

11月上旬、サンバイオは「慢性期脳梗塞フェーズ 2b(米国)の患者組入れ85%を達成」というニュースなどをきっかけに資金が一気に入るようになり、一気に駆け上がっていきました。

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ジーンテクノサイエンスも、11月上旬の決算発表で赤字縮小とし、その後「共同開発中のバイオ後続品(バイオシミラー)が第3相臨床試験開始」で勢いがさらに増しました。

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それらに少し遅れ、ラクオリアは12月中旬、「導出先のAskAtがEP4拮抗薬のライセンス契約」というリリースをきっかけに、怒涛のリリースラッシュ。一気に株価3倍まで駆け抜けました。

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これは、パイプラインの充実と研究開発力の高さによるものだと思います。

barista-stock.hatenablog.com

 

第3のバイオ祭り

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その後小休止を経て、また最近盛り上がりを見せつつあります(3月2日時点で時価総額1.68兆円)。

まずは「メディシノバ」。2月1日の「MN-166のP2b 臨床治験(SPRINT-MS)に関する新たなポジティブデータを発表」というリリースあたりから資金が入ってきているようです。ただ、僕はこれについては詳しくないのでよく分かりません…

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そして、今をときめくセルシード。2月14日の決算で「今期最終は黒字浮上へ」というリリースが出て、それを受けてからの相場になっています。

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iPS細胞関連で、期待できるニュースも出てきているので、まだまだ相場は継続していきそうな気はしています。

r.nikkei.com

 

次のバイオ祭りは?

この春、4月から5月にかけてバイオ祭りがあるとするなら、パイプラインの充実度や進捗状況を考慮すると「そーせい」「ラクオリア」「サンバイオ」あたりが動いてくるのかなとは思っています(願望)。ただ、それ以外の企業を挙げるのであれば、「がん治療」関連でしょうか。特に、1月以降、バイオの中でも「がん治療」関連銘柄に資金が入ってきているような感じはしていました。

その中でも特に注目しているのは次の4つ(ブライトパス、ナノキャリア、オンコリス、キャンバス)です。

 

  • ブライトパス・バイオ

2年前に続く相場を作れるか?

ITK-1のPh3の結果も気になるのですが(それによって第13回新株予約権の行使にも影響するので)、それ以外にも東大や三重大などとの連携が今後期待できそうな動きなので監視しています。

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 最近の増資に関する一連のツイートはこちら。

 

中外製薬との共同研究の契約見直しは残念でしたが、導出先の日化薬がNK105のPh2開始とのことで、これに期待しつつ、VCのウィズが株価を吊り上げにくるんじゃないかと妄想しています。あと、中外製薬との契約は前進してほしいなぁとも…
2015年の第三者割当の行使条件が、"10連続取引日の出来高加重平均価格が新株予約権の行使価額の130%(1,140円×1.3=1,482円)を超過した場合や、当社の資本・事業提携、M&A案件が進捗した場合"との記載があったため

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  • オンコリスバイオファーマ

がん領域では、腫瘍溶解ウイルスのプラットフォームをベースに、固形がん治療を行う腫瘍溶解ウイルスの「テロメライシン」が一番重要なパイプラインで要注目。その「テロメライシン」関連のニュースが12月中旬に出てきたことで動意づいたようです。

kabutan.jp

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その後、決算の悪材料(今期最終は赤字拡大)と地合いの悪化で大きく下げたものの、下記ニュースにより、主要パイプライン「テロメライシン」をはじめとする「遺伝子改変アデノウイルスを用いたがんのウイルス療法」のプラットフォーム拡大を好感して、株価も戻してきているようです。

kabutan.jp

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  • キャンバス

こちらも何か大きめの資金が入ってきましたよね?気になります。

正常な細胞分裂を阻害せず、がん細胞だけを攻撃する新薬候補「CBP501」は臨床第2相終了し、現在は免疫系抗がん剤等との併用に切り替え2017年臨床第1相後期で再開中で、これに期待。ただ、継続前提に重要事象ありなので注意が必要。

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kabutan.jp


また、キャンバス社の広報はとても充実していて、重要な情報を分かりやすく、タイムリーに発信してくれています。以下、ご参考まで。

www.canbas.co.jp

www.canbas.co.jp

 

【参照】
※各社の時価総額は2018年3月3日現在のもの

 

対象としたバイオ企業30社

4587 ペプチドリーム:6,074億円

shikiho.jp

 

4565 そーせい:1,787億円

shikiho.jp

 

4592 サンバイオ:1,731億円

shikiho.jp

 

4593 ヘリオス:883億円

shikiho.jp

 

2160 GNI:763億円

shikiho.jp

 

7774 J-TEC:552億円

shikiho.jp

 

4875 メディシノバ:461億円

shikiho.jp

 

4571 ナノキャリア:448億円

shikiho.jp

 

4563 アンジェス:423億円

shikiho.jp

 

4579 ラクオリア:422億円

shikiho.jp

 

4594 ブライトパス:334億円

shikiho.jp

 

4564 オンコセラピー:321億円

shikiho.jp

 

4597 ソレイジア:275億円

shikiho.jp

 

4584 GTS:260億円

shikiho.jp

 

7777 3DM:212億円

shikiho.jp

 

4978 リプロセル:210億円

shikiho.jp

 

4596 窪田製薬:205億円

shikiho.jp

 

4576 DWTI:165億円

shikiho.jp

 

4586 メドレックス:164億円

shikiho.jp

 

2370 メディネット:140億円

shikiho.jp

 

4572 カルナバイオ:123億円

shikiho.jp

 

4582 シンバイオ:120億円

shikiho.jp

 

6090 HMT:111億円

shikiho.jp

 

7776 セルシード:103億円

shikiho.jp

 

2191 テラ:102億円

shikiho.jp

 

4588 オンコリス:102億円

shikiho.jp

 

4591 リボミック:91億円

shikiho.jp

 

4583 カイオム:89億円

shikiho.jp

 

4585 UMN:63億円

shikiho.jp

 

4575 キャンバス:44億円

shikiho.jp

 

その他の参考記事

以前、週刊東洋経済eビジネス新書の「バイオベンチャー列伝」を参考に、気になるバイオ企業をピックアップしてまとめた記事です。各企業をもう少し踏み込んで知れる内容が書いてあるので、気になる人は読んでみてください。

barista-stock.hatenablog.com