ばりすたの株式備忘録

ばりすたの株式備忘録

株の世界で5年後も生き残っていたい…

『世界を変える100の技術(2020年)』

2020年も近づいてきたということもあり、昨年も年末ごろに読んで良かった『日経テクノロジー展望2019 世界をつなぐ100の技術』の今年版が出ていたので読んでみました。

今回の書籍内で挙げられていた「2020年/2030年期待度ランキング」は昨年のものをベースにしたもだったので、大きな変動は見られませんでしたが、ランキングは以下のような結果に。

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なお、2019年版については下記記事を参照してください。

barista-stock.hatenablog.com

 

今回の書籍の目次は以下の通りですが、個人的には、毎日、株式投資を意識して情報収集しているので、正直、さほど目新しさは感じませんでした。

ただ、普段目に触れないものも含めて、幅広くテクノロジーのトレンドを押さえておくのにはちょうどいいかなと思っているので、興味のある人は目を通してみることをオススメします!

体験が変わる

移動体通信:5Gが場所の制約を無くす

三次元体験:試合や公演をその場にいるかのように味わう

人間拡張:着るだけで人間を「サイボーグに」

モビリティ:着々と進む要素技術の開発

決済:キャッシュレス革命に世界が揺れる

インフラが変わる

量子コンピュータ:巨額の資金が集まり、アルゴリズム開発が進む

電池:全固体電池がいよいよ実用に

材料:新機能を求め、どこまでも化ける

AI・機械学習:自ら学び、自ら生成

ESG:プラスチック廃棄と二酸化炭素削減に挑む

ものづくりが変わる

加工:造れなかった形を造れる時代に

設計:コンピューターが試行錯誤をしてデザイン

建築:木造への挑戦が進む

土木:最新技術で人に優しく

命が変わる

バイオニック医療:エレクトロニクスで身体の機能を補い、高める

再生医療遺伝子治療から細胞医薬まで新時代を迎える

検査・治療:AI検査やAI診断が始まる

介護・薬局:ITやAIでイノベーション

 

この中で特に気になったものが2つあったので、ピックアップしておきます。

50:XAI(説明可能なAI)

通常、ディープラーニングにおいてはAIによる判断の過程はブラックボックスになってしまうため、説明責任や公平性が問われる分野への適用は控えられていたそうです。

そう言われると確かに、たとえば、AIに資産運用を任せて大損こかれたときに「なぜそう判断したのか分からない」では、大きなトラブルに発展するのは目に見えていますよね。そうした背景から、ブラックボックスの明確化への動きが加速してきてでてきた概念がこの「XAI」。

詳細は、書籍もしくは下記記事などを参考に。

www.nikkei.com

special.nikkeibp.co.jp

098:遠隔健康管理

ここでは、福岡県の医療法人芙蓉会が開発した、介護事業所と医療機関を連携させる遠隔健康管理システム「安診ネット」を事例として取り上げ、介護と医療の連携について書かれていました。記述によると、このシステムを運用した結果、80%以上の老人ホーム入居者が離床できた、とのこと。

ここ1〜2年、遠隔医療のテーマはよく目にしていたものの、僕は、このような介護と連携させたシステムは初めて知りました。しかし、日本は世界の中でも高齢先進国。また一方で、高齢者に関しては医学的な基礎データの集積があまりない、とのことなので、こういったシステムを運用していきながら、データを蓄積していき、より精度の高い遠隔健康管理システムにアップデートしていくことができれば、国内の外販にとどまることなく、世界にも輸出していけるものになりうるのではないかと期待して、ピックアップしてみました。

こちらも、詳細は、書籍または下記記事を参照してください。

tech.nikkeibp.co.jp

tech.nikkeibp.co.jp

 

最後に。

個人的には、MaaS(Mobility as a Service)が上位にランクインしていなくて、本書でも取り上げられなかったのはとても残念でした。各地で、いろんな分野で、試験運用が始まっているし、これはかなりいろんなテクノロジーが絡み合うことで、僕たちの生活が大きく変わる可能性を秘めていると感じています。

特に福岡を中心とした九州地方が積極的な印象で、直近だと下記のようなニュースも出ていました。実用化まで多くの障壁があって、まだまだ先のことだとは思うけど、楽しみに期待しています。

www.nikkei.com

 

MaaSに関しては、下記の書籍がとても分かりやすくて参考になったので、興味のある人はこちらもどうぞ。